島まーる

石垣島

【石垣島】八重山の昔ながらの自然を取り戻す、有機農法を取り入れた田んぼ作りをお手伝いしてきました!

更新日:2023/01/31

【石垣島】八重山の昔ながらの自然を取り戻す、有機農法を取り入れた田んぼ作りをお手伝いしてきました!

石垣島の島まーるモニターツアーは、豊かな八重山の自然が残る崎枝地区で、島の伝統農業を体験するツアーです。
リゾート地としてのイメージが強い石垣島ですが、昔ながらの伝統農法を復活させて、有機栽培でお米作りにチャレンジする活動のボランティア。
また、ツアー中には八重山・石垣島の歴史や文化を学びつつ、一歩深い島の魅力に触れるツアーです。

1日目のスタートは、この有機農法の取り組みをスタートさせた発起人の「笹村 出(ささむら いずる)」さんに、取り組みについて教えてもらいました。
この農園は「のぼたん農園」と呼んでいて、農園の周辺に「のぼたん」という植物が周りに自生している事から、名付けたそうです。
笹村さんは35年前に神奈川県山北町の山中でシャベル1本で自給自足にチャレンジして、その成功体験をもとに、石垣島でも有機栽培の無理の無い米作りが出来ないか、地域の皆さんと取り組んでいるようです。

早速、参加者の皆さんは長靴に履き替えて、水牛さんと一緒に田んぼの代掻きがスタート!
代搔きとは、田起こしが完了した田んぼに水を張って、土をさらに細かく砕き、丁寧にかき混ぜて、土の表面を平らにする作業です。
子の代掻きの作業にはいろいろなメリットがあり、 田んぼの水漏れを防いだり、 雑草の種を深く埋め込むことにより、雑草の発芽を抑えたり、 有害ガスを抜き、有機物の腐熟を促進したりと、結構重要な作業です。

せっかく、有機栽培をするなら、八重山の伝統農法に倣って水牛転馬車(すいぎゅうころばしゃ)を取り入れたそうです。
今観光の水牛車のイメージが強いですが、昔は農家さんのパートナーとして、代搔きを手伝っていたようです。

二日目は、田んぼの隣の土地に作物を植えるために、石ころ拾いを皆でしました!
この地味な作業がかなり大事で、柔らかい土にしないと作物の発芽しなかったりと、色々面倒なようです。。

今回は参加者全員で、拳ぐらいの石ころを道脇にポイポイと投げて、整備完了!
笹村さんからも「本当に助かった!」と言ってくれました。

農作業はとても地味な仕事ですが、笹村さんは「とにかく観察する事!」と何度も言ってくれました。
少しの気づきが、将来には大きな被害や、その逆の成功に繋がるようです。
実際には、有機栽培を始めて動植物や昆虫が周りに増えてきて、環境が良くなったと感じているようです。

毎日何気なく食べている、お米や食材がここまで手間暇がかかっていると考えると、とても感慨深いな~と思いました。

ボランティアツアー中の観光プログラムも、一般社団法人ゆんたくガーデンの大倉さんがガイドを務めて、島の歴史・文化を学ぶツアーに参加しました。
ツアーでは、古民家が多く残っている4カ字(石垣、登野城、大川、新川)を解説交えながら練り歩き。
また少し移動して、川平湾~米原のヤエヤマヤシ群落~崎枝の灯台まで案内して頂きました。

最後は、コワーキング施設の「チャレンジ」で、振り返り会を行いツアーが終了です。

今回のボランティアを通じて、観光では見れない・体験できないような、島の生活を感じる経験が出来ました。
また有機栽培やお米作りに興味のある方はぜひ、参加して欲しいと思います。

モニターツアー概要

離島名:石垣島
実施プラン石垣島プラン詳細
【石垣島】有機農法を行う田んぼでのボランティア体験&島のルーツを巡る歴史探訪 3日間

ボランティア内容

①農家さんのお手伝い

観光体験
:散策

この活動レポートのコメント
comment

質問やオーナーへのメッセージなどをコメントしていただけます。
気軽に投稿して、オーナーや他のサポーターの型との交流をお楽しみください。

コメントする