課題解決プログラムの背景

・多良間島は黒糖の品質・甘味・生産量が“日本一”の黒糖生産地
・島全体がエコファーマー認定を受けた、全国的にも稀有な環境配慮型農業地域
・多良間島の農業システムは「日本農業遺産」に登録されるほど価値が高い
・主要産業の黒糖生産は、農家の高齢化・収穫期の人手不足・担い手減少という課題を抱えている
・黒糖の味の背景には、畑・収穫・製糖・文化・自然が深く関わっている
・テイスティングだけでは伝えきれない“生産のリアル”を理解することが大会成功に不可欠
・大会づくりは、地域の人と外部の参加者が協働しながら行うことで価値が高まる
・黒糖文化と農業の継承は、地域側の努力だけでなく“関わる人の参加”があってこそ持続可能になる

課題解決プログラムの内容

▪️きき黒糖大会（第0回プレビュー）：運営全体に参加する本番テスト
試食動線・受付方法・審査の進行・PR表現などを参加者自身が運営スタッフとして実践する“模擬大会”。運営・進行・審査システムの使い勝手を検証し、本番の全国大会に向けた改善点をフィードバックします。

▪️黒糖フィールドワーク：畑・収穫・製糖工程から課題を知る（運営の背景理解）
サトウキビ畑 → 収穫現場 → 製糖工場をめぐり、担い手不足、作業の厳しさ、環境配慮型農法（エコファーマー）など、大会が発信すべき“黒糖の背景” を学びます。大会のストーリーや説明文にも反映させていきます。

▪️ かちわり黒糖づくりワーク：かちわり黒糖で体験
黒糖を割り、袋詰めやラベルづくりまで行う実践プログラム。お土産作りを通して、作り手の苦労・工程の丁寧さなどを理解し、大会で黒糖を提供する際の表記方法や説明の方向性を考える材料にします。

課題解決プログラムの案内人

沖縄県・多良間島出身の地方創生コーディネーター・多良間島観光コンシェルジュ。
沖縄県内で唯一「日本で最も美しい村」に選ばれた景観や文化的資源を誇る島で、「文化経済の循環」をテーマに活動。自然と伝統文化を調和させながら、多良間島の持続可能な発展を追求している。
「多良間島観光コンシェルジュ」として、島の伝統文化や自然の魅力を国内外に発信。
島に残る「琉球風水集落」や「日本農業遺産」「日本林業遺産」として認定された森林資源を守りながら活用することで、文化と環境の調和を目指した経済循環モデルの構築を目指している。
また、「関係人口の創出」にも力をいれており、地域外からの人々と島の住民との交流を深め、観光にとどまらず多様な形で多良間島に関わる人々を増やすことで、地域活性化の新たな可能性を広げる活動を展開。

◼︎青年版国民栄誉賞「ＪＣＩＪＡＰＡＮＴＯＹＰ２０２４」日本商工会会議所会頭奨励賞受賞
◼︎ 沖縄県、東京都などの観光関連事業多数のコーディネーター
https://www.taramaconcierge.com