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座間味島

【座間味島】無人島ビーチクリーンに密着!参加して分かったボランティアが必要なワケ

更新日:2023/01/31

【座間味島】無人島ビーチクリーンに密着!参加して分かったボランティアが必要なワケ

座間味島は沖縄本島那覇から南西へ約40kmに位置し、「ケラマブルー」と称される美しい海に囲まれた島。その美しさは国立公園に指定され、観光地を格付けして紹介する「ミシュラン・グリーンガイド」で二つ星を獲得しているほどのお墨付き!那覇から約1時間で行くことができるためアクセスも良く観光客にとても人気の高い島です。

多数の無人島を有する座間味村は、夏に人気のスポットとして気軽に上陸出来る安慶名敷島や嘉比島、安室島が人気です。
ハイシーズンも観光で来た方が「来たときよりもきれいに」ということでゴミを持ち帰ってくれますが、台風の進路などにより漂流物の多さも毎回変わり、より一層漂流物が増えるので、減る量よりも増える量の方が多いのが現状です。

島の人も船がないといけない場所なので、掃除目的でいけることも少なく、昔の座間味島を知る方からはその景色も変わってきたといいます。

そんな問題を少しでも解決するべく、参加者皆様とともにビーチクリーンを実施して、昔の姿を取り戻すお手伝いをしたいと思います!

【11月20日 ツアー1日目】
まずはクリーン活動もしつつ、座間味島内を巡ります。現地コーディネーター山野さんに案内してもらいながら、ウミガメがやってくることで有名な「阿真ビーチ」、雄大な絶景が広がる「女瀬の崎(ウナジノサチ)展望台」、荒々しい崖と水平線を楽しめる「チシ展望台」を回りました。
人が多く訪れる場所は皆さんマナーもよく、大きなゴミもほとんどなかったので、小さなごみを拾いながら座間味島の自然を満喫しました。

プチ島内クリーンの後は、「イノーの浜」へ。イノーの浜まではアップダウンのある山道を通るので、車がないとなかなか行けない場所にあります。座間味島の東部、阿佐集落を過ぎて久岳林道(くたきりんどう)を終点まで進むと開けるとのことですが、島の土地勘がないので、島内散策の最終地点として現地コーディネーター山野さんに車で連れて行ってもらいました。

ほとんど人もいないプライベートビーチのように静かです。
なかなか来られない場所のため、さっきまでの島内巡りでは少量しか入ってなかったゴミ袋が、ビーチを歩くと1時間もしないうちに満杯に!

ビーチクリーンの様子を見ていた他のお客様も、帰り際に身の回りのゴミを拾って下さり、いい波及効果が生まれたなと嬉しい気持ちになりました。

2日目にある、この旅のメインの無人島ビーチクリーンのいいウォーミングアップになりました!

【11月21日】ツアー2日目
宿でしっかり朝食を取った後に、朝9時に座間味港から出発です。

波の関係上、安慶名敷島(あげなしく)でのビーチクリーンを実施することになりました。
この日は船長さんの計らいで、無人島までは小型船ではなくグラスボートで出港。
所要時間の15分程、たくさんのサンゴ畑と魚たちを眺めながら、無人島を目指します。

無人島に上陸したら、透き通った海の青さに全員が声を上げるほどでした。

目の当たりにしたこの海の美しさを保つためにと、全員の士気も上がり、さっそくビーチクリーン開始です。
この日は私たちだけしか安慶名敷島に上陸していないようでした。

安慶名敷島には、お店やレストラン、カフェなどはもちろん、トイレすらありません。が、しかし!なんとヤギがいるんだとか。
運が良ければ会えるとのことなので、期待しつつビーチクリーンに精を出します。
プラスチックごみやペットボトル、風化したブイが数多くありました。

どこから流れ着いたんだろうと思う予想外なものもたくさんあり、みんなで声を掛け合いながら島の行けるとこまで進みます。

無人島にも拝所があり、島の人が大切にしてきた場所なのだということが分かりました。

車のタイヤなどは大きめのものは中に雨水が溜まっていて、そのまま船に載せられないので、海水でキレイに洗います。

安慶名敷島は地形も面白く、海食崖(波の侵食によって切り立った崖)があり、探検気分で登ってみたり。

アダンの茂みの中に台風で入り込んでしまったゴミや、丘のように斜面になった場所にも漂着ゴミが多数あり、拾うのに一苦労しましたが、参加者同士でわいわい和やかな雰囲気で奥へと進みます。

午前中から集中して作業して、11月とは思えないほどお昼には気温も高くなり、かなり体力消耗しました。
それでも全員で協力してかなりの量を回収することが出来ました。
拾ったごみを、船が着く場所まで戻って運ぶ作業が大変でしたが、協力し合い、船に乗せられるだけ積んで、安慶名敷島を後にしました。
ただ全部を綺麗に!というのは時間や人数的に難しかったのですが、観光客や島民が遊ぶ場所付近の漂流物やごみを多く回収し、島の方からも「ありがとう」という声をかけてくれたことが何より達成感と充実感を得られました。

自然を満喫しながら、何より楽しんでビーチクリーンが出来るという、都会ではなかなか味わえない貴重な体験がこの島まーるの醍醐味であると感じました。

★コーディネーターコメント★座間味村観光協会 山野さん
島で困っている事はなんだろう?そう考えた時に、
国立公園の座間味だからこそ無人島のビーチクリーンを思い浮かべました。無人島がいくつかある中で夏になると観光客でいっぱいになる3つの島。
その無人島を綺麗にする事で、住んでる側も、観光に来る側も気持ちよくなれるのではと思いました。人数がいたからこそ普段1人じゃ片付けれない物も片付ける事ができて、船いっぱいの漂流物を片付ける事ができました。
「観光に来る=今より綺麗にして帰る」の意識を持ってもらう事で、今後の沖縄の海の運命が変わってくると思います。
今後も島まーるを通じて、観光に来て綺麗にして帰る基盤づくりをして、それが”当たり前なんだ”って思ってもらえるような観光を目指していきたい。

モニターツアー概要

離島名:座間味島
実施プラン座間味島プラン詳細
【11/20(日)出発】海を守るボランティアツアー!ビーチのゴミ拾いをして昔の海を取り戻そう! 船で行く釣り体験付き 3日間

ボランティア内容
:無人島ビーチクリーン 島内清掃
観光体験
:船で行く釣り体験

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