今回私が参加したのはこちらのプランです。
"海を守るボランティアツアー！ビーチのゴミ拾いをして昔の海を取り戻そう！船で行く釣り体験付き 3日間"

大小様々な島々からかなる”慶良間諸島”。透明度の高い海でダイビングやシュノーケルを楽しめる特別な諸島として、国内外から観光客がやってきます。

しかし、近年問題になっている漂着ゴミの脅威は慶良間諸島の各島々にも押し寄せていました。無人島という気軽にゴミ拾いができない場所だからこそ、今回ボランティアツアーを企画することで参加者の力をお借り少しでもきれいな海を取り戻したい。

そういった目的で開催実現に至った今回のツアー。座間味島を拠点に2泊3日の島まーるツアーをレポートしていきます！

【ツアー1日目】
那覇泊港にて、各自ツアースタッフの元で受付(PCR検査陰性証明書提出、当日の検温)を済ませた後に座間味島行きの船に乗船します。
ツアー参加者メンバーとの顔合わせは座間味島到着後に、青のゆくる館さんにて行いました！

昼食を挟んでお互いに打ち解けた後は、現地コーディネーターの山野さん引率のもと島内巡りをしました。一人一袋ビニール袋を持って、島内を巡りながら落ちているゴミを拾っていきます。

阿真ビーチ、女瀬の崎（ウナジノサチ）展望台、チシ展望台。座間味島の一押しスポットを、コーディネーターのおすすめポイントを聞きながら巡ることができるのはツアーならでは！

山野さんのお話に興味津々の参加者一同。どんな素朴な疑問にもきちんと答えてくださってとてもいい島内巡りとなりました♪

島内巡りの最後には、急遽イノーの浜にてビーチクリーン！ゴミ袋がいっぱいになるまで夢中でゴミ拾いをしました。

【ツアー2日目】
この日は無人島ビーチクリーンと、沖釣り体験が予定されている日です。まず無人島への移動は、あらかじめ手配してくださったガラスボートに乗船！

途中、「せっかくガラスボートに乗船しているので」ということで乗組員さんイチオシのサンゴ礁スポットに立ち寄ってくださいました。参加者一同、透明度の高い海と足元に広がる絶景に感動のひと時を過ごしました。

そうしているうちに目的の無人島、安慶名敷島に到着しました。

午前中は無人島ビーチクリーン！

参加者一同すっかり緊張もほぐれた様子で、カメラのシャッターを切るたびに素敵な笑顔をたくさん撮ることができました。

総勢8名で1時間以上かけてビーチクリーンを実施したのですが、ほんの一部しか漂着ゴミを拾うことができなかったほど漂着ごみが至る所にありました。

中には海を漂って無人島に到着したのではなく、有人島から台風で飛ばされてやってきたのではないかなと考察できるゴミまで！

岩を乗り越え、チクチク足を刺す草を避け怪我には十分気をつけながら、自然の偉大さを体感できるビーチクリーンでもありました。

船が来るギリギリの時間まで拾えるだけのゴミを拾って、今回のツアーに組み込まれていたボランティア体験は終了です。

お昼休憩を挟んだ後はお楽しみ沖釣り体験！乗組員さんから釣りのやり方を１から丁寧に教えていただけるので、初心者の方でも経験者でも楽しめました。

釣ったお魚はその日の晩御飯にて食卓に並ぶということで、みんな本気で釣りを楽しんでいました。

待ちに待った最後の晩餐会では、宿が用意してくださった晩御飯に加えて、釣ったお魚の天ぷらと乗組員さんが造ったお刺身が食卓に並びました。
旅行先でその日に釣ったお魚が食べられる経験ができることに大喜びの夜でした♪

【ツアー3日目】
最終日はフリータイムからスタート。せっかくダイビングの聖地にいるからということで、参加者全員で無人島にてシュノーケル&ダイビングをすることにしました！

港には、シュノーケルに必要な機材がレンタルできる無人島行きの船が常駐しているのであらかじめ予約することで誰でも気軽に無人島にて遊ぶことができちゃうんです。
最後のひと時までしっかり楽しみました。

無人島から帰ってきて各自シャワーを浴びた後は、いよいよ2泊3日プログラムの振り返りタイム。ツアーを通してよかった点、反省点、もっとどうしたらいいツアーになるのかじっくりコーディネーターさんとお話しして、
今後の座間味島の動きに期待が高まるいい時間となりました。

※ツアーの最後には、アンケート記入と振り返りの時間が設けられています。

ボラケーションツアーの最大の特徴は、ただ観光するだけでは知ることができなかったかもしれない島の深い魅力に気づけるところだと身をもって実感いたしました。

普段違う場所に住んでいる沖縄県民が、世代や性別の垣根を超えて力を合わせて島のお助けをしたり、島に住んでいる人から島の魅力について教えていただける機会があったり。訪問者にとっても島の人たちにとっても、ハッピーが循環するツアーに立ち合わせていただけたことに感謝申し上げます。

”訪問先の島のお手伝いができる”という経験はなかなか得られることのできない経験であり、体験できた人にとっては人生を通して忘れることのない大きな財産になるのではないかと思っています。

私自身、このツアー体験が初めての座間味島来訪であり、ツアー終了後もいつかまた再訪したい第2の故郷として、座間味島に思いを寄せて過ごしています。
ぜひとも今後もボラケーションツアーを通して沖縄本島以外の有人島が好きになる参加者がもっと増えていったらいいなと思っています！