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渡嘉敷島

【渡嘉敷島】生き物の”今”をコツコツとデータとして残して未来へ繋げる

更新日:2024/03/19
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【渡嘉敷島】生き物の”今”をコツコツとデータとして残して未来へ繋げる

島まーる渡嘉敷島担当の砂川です。
今回は”那覇から一番近い離島”『渡嘉敷島』の島まーるツアーを紹介いたします。
生き物調査ってどんな感じ?難しいの?気になった方は是非ご一読ください。

渡嘉敷島といえば、やはり美しい「ケラマブルー」を想像する方が多いのではないでしょうか。
渡嘉敷島を含む慶良間諸島は平成26年(2014)に国立公園に指定されているため、その貴重な資源を守る(残す)為に様々な活動が行われています。

一方で渡嘉敷島の植物や動物といった生き物を本格的調査して、資料化したものはもう数十年も前の話。

あれから渡嘉敷の生き物がどう変化したか?記録的に調べることができなく、「気づいた時には重大なことになっている」といった状況を危惧して生まれたのが今回の課題解決プログラムとなります。

オリエンテーションでツアーの背景と内容を説明する地域コーディネーターの池松さん。
普段、ネイチャーガイドを務める中で”渡嘉敷の自然をどうやったら守れるか?”と常に考えており、
「この課題解決プログラムはすぐに解決するよう内容ではないが重要な課題なため、渡嘉敷の自然を楽しく学ぶといった気持ちで参加して欲しいです」
と、その想いを語ります。

参加者のみなさんは、子供に戻ったように渡嘉敷島の自然を楽しみ。生き物を調査します。

今回、昨年度モニターツアーに参加されたSさんがツアーのサポート役として2日間帯同してくれました。(自費参加)普段から調査関連の仕事をされているSさんの存在は非常に大きく、おかげ様でとても有意義なツアーになりました。また、参加者のみなさまも生き物や自然が好きな人が多く、あちこちで植物や動物の名前が飛び交いました。

2日目の調査活動は島にある「旧道」が調査場所となります。調査に入る前に池松さんから安全に関する説明。

このモニターツアーには地域コーディネーターの池松さん以外にも、島にある国立沖縄少年交流の家に勤める理学博士の小渕さん、元々環境省に勤められていた小渕さんの奥様がサポート役として参加してくれているため、
3人で参加者を囲む隊列をつくり、いざフィールドへ入っていきます。

1日目と違って、本格的に”渡嘉敷の自然”に入った雰囲気です。

誰かが新しい生き物を見つける度に盛り上がりをみせます。

旧道を抜けてゴール。普通に歩けば数十分の道も生き物を調査しながら歩くと約二時間かかりました。

昼食を挟んで午後は各自が撮影した生き物のデータを登録する作業となります。
『撮るのは楽しい、調べるのは難しい』といった様子でした。みんなで「これかな?」「それかも」と会話しながらデータを作りました。

データ入力の後は小渕さんによる座学。みなさん真剣に耳を傾けます。

今回のツアーで取得できた生き物のデータは渡加敷島の全体から比べればごく一部かもしれません。ただ、いつの時期にこの生き物が存在した。といったデータは定点観測することで意味を成すので、この小さな1歩が渡加敷島の未来につながることを参加者全員が願いながらツアーは無事に終了いたしました。関わって頂いたみなさま、本当にありがとうございました。

モニターツアー概要

離島名:渡嘉敷島
実施プラン渡嘉敷島プラン詳細
【2/23(金)出発】渡嘉敷の生き物調査隊・写真撮影ボランティア 3日間

ボランティア内容
・畑のお手伝い
・生き物の調査
観光体験:イエローサブマリン(水中遊覧船)

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