課題解決プログラムの背景

キャンプ場の運営は経営として採算ベースにはいまだなっておらず、利用客を増やす施策が必要です。
新しい顧客層を開拓する方法を模索するなかで、「イベントの運営側（ホスト）」になるという体験に可能性があるのではないかと考えました。
しかし、かたちにするまでには、多くの検討とブラッシュアップの繰り返しが必要です。
そこで今回ツアー参加者に実際に体験してもらい意見をもらうことで、今後の具体的な実施アクションにつなげたいと考えています。

課題解決プログラムの内容

イベントのホストになるキャンプ体験という新しい体験の創出をテーマにします。
ツアー参加者には実際にキャンプをしながらイベントホストとして携わっていただき、感じた課題や可能性、改善点について意見を出し合い発信していただきます。
その内容をもとに以後の関わりも創造します。

課題解決プログラムの案内人

◆新里さん（奥武島キャンプ場スタッフ）
久米島出身。久米島高校を卒業して沖縄本島、アメリカ、ちょこっとだけ千葉などで過ごし、２年前にUターンしてきました。
ひとが交流する場を創ることがとても好きで、キャンプ場の他にも農産物直売所の運営にも関わっています。
参加者のみなさまのお力を借りて、イベントを成功させるのみではなく、参加者と島民両方にとって素晴らしい出会いと交流のきっかけをつくれたらと思っています！

◆合同会社PLUCK/石坂さん（奥武島キャンプ場,指定管理者）
https://p-luck.ltd/mission/

ミッションは「衰退期の日本でも田舎で愉快に生きていける人を増やす」ことです。
ミッションを実現するためには、田舎が「生きやすく」「活きやすい」場所であることが必要だと考えています。
「生きやすい」とは、生存に必要なコストが低いこと。貨幣経済、自給経済、交換経済、信用経済の「4つの経済」がバランスよく豊かであることです。
「活きやすい」とは、個人の才能や創造性が発揮しやすいこと。居場所感や精神的充足を感じながら、自分の望むチャレンジが無理なくできることです。
田舎を生きやすく活きやすい場所にする。そのために、以下3つの取り組みが必要だと考えています。
【生きやすさをつくる】「シェア」で、生活コストを下げながら豊かに暮らせる選択肢を提供する
【活きやすさをつくる】「複業・身の丈起業」を推進し、無理なく自分の力で生きていける選択肢を提供する
【よいまちをつくる】「自治と成熟のまちづくり」を支援し、衰退期の日本でも納得感を持って暮らしていけるまちをつくる

合同会社PLUCKは、これら3つの取り組みを事業として実施しています。

ミッションの実現のために、奥武島キャンプ場の指定管理者として活動していますが、今回のボランティアプログラムは「よいまちをつくる」テーマの一環で、施設の有効活用、地域活性化に向けたアイデア出しと、その取り組み内容について、参加者の皆さんと意見交換していく場づくりとして企画しています。