宮古島と石垣島の間に位置する、まんまるな形の「多良間島」。
2年続けてオンライン開催となった『たらま島一周マラソン大会』が4年ぶりに開催されるということで、現地サポートとして大会前日から入って3泊4日でお手伝いしてきました。

今回は4年ぶり、そして多良間村制施行110周年とのこと！
島まーるチームは女性4名。お揃いのスタッフキャップで4日間頑張ってきたレポートです。

1日目：
那覇空港出発から心配していましたが、多良間の初日は雨模様でスタート。
16時過ぎに多良間空港に到着し、現地コーディネーター後藤さんの案内で村営バスへ乗り込み、今回お世話になる宿泊施設「夢パティオ」へ。

オリエンテーションを済ませ、部屋に入り荷物を整理するころには雨が上がりました。
この日は夕食を済ませ、明日のためにしっかり休みます。

2日目：まずは多良間島について学ぶ！

9:00に「すまむぬたらま」前に集合します。
ここは後藤さんが所属する「多良間村ふしゃぬふ観光協会」とコワーキングスペースがある施設。

今日は自転車でガイドの登（のぼり）さんと一緒に島を散策し文化や歴史を学びます。久しぶりに自転車に乗る方もいるのでまずは練習から。

登さんお手製のスケッチブックを使っての説明はとっても丁寧で分かりやすい！
こちらはスタートしてすぐのポイント「シュガーガー」。「ガー」は井戸の意味。そして「シュガー」は砂糖ではなく、地名の「塩川」のなまりで「シュガー」と呼ばれているのだそう。

みなさん早速興味津々です。

サイクリングにはちょうどよい、少し曇ったお天気の中、ポイントポイントで島の文化に触れながら「ふるさと民俗学習館」を見学し、館長さんの楽しいお話を聞いた後、館の裏へ。
自然のパワーを感じる道を深呼吸しながら登り、到着したのがこちら「八重山遠見台」。
螺旋階段を上ると多良間島が360°見渡せました！

「本当に平たい！」「天気がいいと石垣島も見えるよ」「明日のコースは・・・」など各々展望台をぐるぐる回ります。

サイクリングを再開すると道にヤギが！
多良間島の景色といえば「ヤギ」！
あちこちで除草作業（お食事）をしていたり、のんびりしていたりと癒されます。
ヤギは多良間島でピンダといいます。

集落を抜けて、海が見える島の外周道路へ出ました。
空はどんよりですがこの海の色！やっぱり離島の海は格別です。

この後も、しっかり文化と歴史を学びました。
島を知ること、知ったことを広めることも大事な「島まーる」です。

昼食後、明日開催される大会の事前受付のお手伝いのため、村役場の隣にある「多良間村コミュニティー施設」へ。

前日入りしているランナーや島民ランナーのエントリー受付をして・・・

記念品とゼッケンを渡します。
大会当日にエントリーするランナーも多いため、手順をしっかり覚えて明日に備えます。

そしてこの後、大会終了後に開催する「ふれあいパーティー」へ出演のお誘いという嬉しいサプライズがありました！

3日目：いよいよ大会当日！
今日は「多良間村コミュニティー施設」を中心にサポート。
ここでは、当日エントリー、ランナーふるまう食事の用意、完走証発行などを行います。

主に、炊き出し・エイドステーション・完走証発行の3チームに分かれて作業します。
こちら炊き出しチーム。小豆に見えますがこちらはササゲ豆。美味しそうに炊けたご飯をおにぎりにします。

『第23回たらま島一周マラソン大会』は、楽しく走ろう「歴史が見える島 多良間島」をテーマに、3km・5km・10km・23.75kmの4コースがあります。
高低差10mと、フラットで初心者でも参加しやすい大会です。

完走証の出力テストをし、準備完了！

時間差で各コースが続々スタート！作業をしているうちにあっという間に1日が過ぎていきます。

大会終了後は、楽しみにしている参加者も多い「ふれあいパーティー」会場へ。多良間島のエイサーやたらぴんダンスなど島民による楽しいステージに大盛り上がり！

島まーるチームもステージで婦人会と一緒に踊りました。
2日目の夜にお誘いいただき、婦人会のみなさんと1時間ほど練習をしていたので、みんな初めてと思えない仕上がりに！

最後は多良間島の親善大使、アルベルト城間さんのライブ！気づいたらみんなで思いっきり踊っていました♪

4日目：楽しい思い出と再会を約束して那覇へ
大いに盛り上がった夜が明け、午前中はフリータイム。それぞれゆっくりと島をサイクリング。

お昼に「すまむぬたらま」で黒糖カレーを味わい、振り返り会へ。慌ただしく過ごしていたので、妙に落ち着いた気持ちになります。

多良間空港で飛行機に乗り込む時、なんと島の方々がお見送りに来てくれました！
今回の参加者全員、多良間島が初めて。

とても思い出深いボランティアツアーになりました。
次回は、ぜひ参加してみませんか？